LIFENO.0024 / 2026.10.12 MON / 2 MIN READ
住む街を決めるのは、なぜこんなに難しいのか
金沢、京都、松本、香川…。いくつかの街を見て回りながら、家族にとっての「ちょうどいい場所」について考えてみた。
引っ越しを考えはじめてから、半年が経った。候補の街を地図に並べ、週末ごとに家族で歩いてみる。決め手が見つかるどころか、歩くほどに条件が増えていく。
この記事は、その途中経過のメモだ。結論はまだない。ただ、条件が増える理由については、少しだけ分かってきた気がする。
条件は、歩くほど増える
最初に書き出した条件は三つだった。家賃、学校、仕事場までの距離。ところが実際に街を歩くと、坂の多さ、夕方の光、スーパーの閉店時間、近所の人の声の大きさまで、気になりはじめる。
- 家賃と広さ(数字で比べられる)
- 学校と公園(子どもの一日を想像できる)
- 坂と川(歩いて分かる)
- 夜の静けさ(泊まらないと分からない)
数字で比べられる条件は、地図を見ればすぐ並べられる。難しいのは、泊まらないと分からない条件のほうだった。
四つの街で考えたこと
金沢
古い街並みと新しい建物の混ざり方がちょうどいい。雨が多いことを、住む前提でどう受け止めるかが論点になった。
松本
山が近い。朝、窓から稜線が見えるだけで一日の始まり方が変わる気がした。冬の寒さは、まだ想像できていない。
香川
海と街の距離が近く、移動が短い。生活の速度がゆっくりになることを、良いと感じるか退屈と感じるか。家族の中でも意見が割れた。
住む場所を選ぶことは、どんな一日を繰り返したいかを選ぶことに近い。
メモ: 参照したもの
自治体の子育て支援の比較には、各市の公開資料をそのまま使った。たとえば https://www.example.city.lg.jp/kosodate/shien/hoikuen-nyuen-annai-2026-nendo-ban/youkou-zenbun-pdf-ichiran.html のような、とても長いURLのページが多い。
ついでに書いておくと、家族会議の議事録ファイル名はいつの間にか family-meeting-relocation-candidates-final-final-v3-really-final.md になっていた。
いまのところ
決めきれないのは、情報が足りないからではなく、どの一日を繰り返したいかが家族の中でまだ揃っていないからだと思う。次の週末は、候補の街に二泊してみる。